注意事項(H16/8/2更新)

 エコチャンバラは「絶対安全」ではありません。そもそも絶対安全なスポーツやオモチャは存在しません。みな、なにがしかの危険をはらんでいます。
 どんな防具をつけたところで、絶対安全な格闘技は存在せず、防具ぐるみの剣道でさえ、脳天を打たれてダメージが蓄積し、死亡することもあります。道具が安全だとしても、対人接触が起こり得るエコチャンバラでは、相手に押されて倒れ、怪我をする可能性もあります。
 その危険性を知りつつ、エコチャンバラを広めようとするのは、これが少年少女の覇気や思いやりの心を養うために大きな効果をもつと信じるからです。
 エコチャンバラは痛い。この痛さは、ダメージではなく、皮膚に対する平面衝撃による痛み。つまり平手でばちんとやられるときの痛さ。痛いことは痛いが、ダメージはほとんどありません。自ら痛みを負うことで、他人の痛みを理解する。大事なことです。(手加減を学ぶメカニズムが、少子化のために、今の日本の家庭からなくなりつつあるのです)
 ただし、なにもことさら危険なことをしようというわけではありません。ペットボトルの選定と工作に細心の注意を払い、防具改良を常に念頭に置き、より安全で楽しいルールを考案する。その不断の注意の上に、現在のエコチャンバラは成り立っています。エコチャンバラにおいて怪我の危険を最小限にするためには、競技におけるガイドラインにしたがって動く必要があります。
 ただし、最終的には自分自身で危険を判断することが最も大事です。

 これまで起こった怪我で一番多いのは、指の関節の皮膚がすりむけて血が出たこと。これに対する方法としては、「拳サポーター」をつけるか、あるいは武器そのものに手のガードをつけることです。現在、「エコサーベル2」を開発中です。これは指を守るようにガードをつけたエコ剣です。
 これからも随時、安全性を高める工夫をします。



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